1年10ヶ月ぶりとなる東京ワンマンライブ。ファンの皆様、会場いっぱいかけつけてくださいました！「皆さん、元気でしたか。」とステージから声をかけるつじむらさんも嬉しそうでしたね。

ステージ前半は弾語りとトーク。音楽ルーツとなる楽曲やアーティストについて、共演の上野さん、加藤さんと語らいました。トークで紹介した楽曲は以下の通り。

・切手のないおくりもの/財津和夫

・あの日にかえりたい/荒井由実

・瑠璃色の地球/松田聖子

・素直/槇原敬之

・オリビアを聴きながら/尾崎亜美

「瑠璃色の地球」は弾語りで披露しました。10代の頃オーディションで同曲を歌ったことなど、興味深いお話も聞けました。さすがのトークスキル。この後演奏してくれるメンバーとの仲の良さも伝わってくる、リラックスしたひと時でした。

後半はつじむらさんの代表作『瞳の中の君に届くうた』（2011）の楽曲を中心に披露。共演の上野さん、加藤さん、そして池間史規さんががっちり組んで作ったアルバムです。そのさらに前作『君とみた海』から演奏面でサポートしているメンバー。長いつきあいです。

上野さんの呼応するドラム、加藤さんの流麗なピアノ、そして二人のコーラスワークが本当に素晴らしかった！贅沢な時間。

ステージのラスト。前澤ヒデノリさん（前掲作品制作）からお借りした、池間さんのBASS音源と一緒に「シーサイドステート」を演奏。すべてが揃った瞬間。そしてそのBASSには若さも円熟も感じる、ノッている演奏。アルバムをお持ちの方は是非、聴き返してみてください。新しい発見や楽しさがあるかも！

池間さんは前回の東京ワンマンライブに、お客様として来てくださいました。ファンの皆様と同じように、同じ空気感を楽しんでいってくださいました。

今回もまた来てくれた皆様と一緒に、かけがえのない時間をつくれたと感じています。ありがとうございました。

つじむらさんが末長く歌い続けられる楽曲を遺してくれたミュージシャン、池間史規さん。せかいは循環する。燃え尽きたあとの灰の中からは、新しいいのちが立ちあがる。池間さんが自ら歌い、また多くのアーティストがカバーする楽曲たち。それを池間さんから直接受け取ったつじむらさんが、これから新たに彩っていくことを楽しみにしたいです。ゆっくりと心待ちにしましょう。来場された皆様はお気付きのことと思います。つじむらさんの歌声は、以前よりも深く豊かに響きます。進化しています。彼女のミュージックライフはこれから、まだまだ続きがある。